遺伝子工学の初期の応用研究 11
この場合も「油食い細菌」と同様に、研究者に渡された細菌は、工業的基準からすると効率が悪いものでした。
そこでBP社は、遺伝子組換え手法を利用して、化学反応にかかわる酵素の量を増やすことをもくろんだのです。
すなわち、同社は(より多くの遺伝子が得られるように)細胞内に多数存在するプラスミドに遺伝子を挿入するとともに、(各遺伝子がもっと活発になるように)効率のよいプロモーターの隣りにその遺伝子を入れようと考えました。
このプロジェクトは現在進行中であり、BP社はどの程度の成功を収めているのか、それほど外部に報じていません。
しかし、見通しはかなり明るいようです。
事実、1980年には、スタンダード・オイル社も同様の技術に対して投資を開始しました。